活動報告

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活動報告:南アフリカ(文:山田肖子)2018.05.02 山田肖子 アフリカ

地域:アフリカ
国:南アフリカ

 

2018年2~3月にかけ、南アフリカに出張し、縫製業労働者の技能評価実施に向けた調整を行いました。南アフリカにおける縫製業は、海外からの廉価な製品の輸入により、大きな打撃を受けましたが、近年は、国内の雇用促進を図る政府により、縫製製品の国内生産比率拡大政策が導入され、国内市場向け生産が復調しています。

今回の出張では、縫製業において多くの労働者を雇用する3つの雇用者団体(ATASA, SACMA, TCMA)や労働者の雇用や労働問題に取り組む縫製業労働組合(SACTWU)に対し、この技能評価に参加することの意義を説明し、これらの団体メンバーとなっている企業及びその労働者が、質問票、筆記及び技能テストから成る技能評価に参加することを全面的にサポートしていただくことになりました。

実施にあたっては、国家縫製業調整評議会の生産性・訓練研修所(NBCCMI-PTI)に現地側の調整をお願いし、ダーバン工科大学縫製科、ウンフロージ高等専門学校にもご協力いただきます。

また、南アフリカ政府が産業人材育成のために運営している産業教育訓練機構(SETA)にも資金及び技術支援をご依頼しています。

初年度である2018年は南アフリカ東南部のクワズルナタール州で技能評価を実施し、来年度以降、全国への展開を検討します。(文責:山田肖子)

 

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